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2022年1月15日 第642号

家賃補助制度創設求め
12・14国会請願集会開く

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野党四党が参加した国会請願集会(参議院議員会館)

 12月14日、参議院議員会館の会議室で全借連主催による「家賃補助創設を求める国会請願集会」が綾達子全借連事務局次長の司会で開催された。
 初めに主催者を代表して田中祥晃会長が挨拶。新型コロナの影響で生活に困窮した人が生活支援や住まいに関する相談件数が前年比3・2倍に急増。また、困窮者の家賃を補助する「住居確保給付金」の相談件数が前年度比の35・8倍に達し、支給件数も13万件以上激増し、恒久的な家賃補助制度創設は緊急の課題と発言した。次に、国会議員の高橋千鶴子、大石あきこ、小宮山泰子、福島瑞穂、武田良介各議員から挨拶があり、開会前に山岸一生議員が激励に訪れた。家賃補助制度創設等を求める国会請願署名、個人署名8452筆、団体署名310団体の国会議員に手渡した(なお団体署名は請願を受け付けられなかった)。
 引続き坂庭国晴住まい連代表幹事より「低廉な家賃の賃貸住宅の不足解消に公営住宅の供給促進」と「UR・公社賃貸住宅の賃料引き下げを中心とした抜本的改善が必要」との報告があった。新出都公社自治協副会長が挨拶し、公社賃貸住宅の家賃1割減額を求める署名運動の取り組み等が報告された。各地の連合会・組合の取り組みでは、東借連の高橋雅博事務局長が発言した。


全借連総会は東京で
東借連第4回理事会開催

 12月8日豊島区内において東借連第4回理事会が開催された。細谷会長の挨拶で始まり、高橋事務局長の司会で進行した。報告事項の後、討議事項5項目について討議した。討議事項は以下の通り。
(1)【東借連2021年秋季研修会の総括】東借連常任弁護団西田弁護士の講演はわかりやすく、質疑応答も丁寧になされ大変満足したと感想が参加者から寄せられた。
(2)【家賃補助創設等を求める国会請願集会】衆参国会議員が参加し、全借連で集まった署名を手渡しする集会について各組合役員に参加を呼び掛けた。
(3)【第1回評議員会の開催】2022年1月22日豊島区内で開催されることへの参加呼びかけをした。
(4)【全借連総会現地実行委員会】1年延期された全借連総会について開催地である東京の東借連役員実行委員から今後の開催会場を旅行代理店にプラン作成の依頼をしたことの報告があった。
(5)【組織の拡大強化】コロナ禍で入会者数の減少等今後の活動において全借連新聞と東借連新聞の読者拡大について議員や関係団体によびかけることを確認した。今年最後の理事会であり、来年のコロナの状況も見えない中役員一同一致団結し借地借家人組合を大きくしようと確認しあった。