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2014年1月15日 第562号

安倍内閣の暴走にストップを

東借連会長 佐藤富美男

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 新年明けましておめでとうございます。昨年は安倍内閣が国会での多数を力に暴走に次ぐ暴走をしてきた一年間だったと思います。秋には消費税を今年の四月から実施することを決定し、年末には多くの国民が反対した秘密保護法を強行し、靖国参拝、沖縄の辺野古への新基地移転の押しつけ、原発では再稼働と海外への輸出と国民の要求や希望を無視し続けています。今年は、このような暴走をストップさせる国民的な運動をおこしていくことが必要になっています。
 私たち借地借家人組合は、国民全体の貧困が進む中で、脱法ハウスやシェアハウスなど住まいの貧困問題を取り上げ、その根本的な解決のために奮闘するとともに「医・職・住」即ち社会保障改善・非正規から正規への働く条件の改善・健康で文化的な住まいの確保を掲げ、多くの市民団体や民主団体、労働団体と協力してその実現のために奮闘する決意です。
 今年二月には新しい都知事を選ぶ選挙が行われます。この選挙では一昨年末の都知事選で東借連が推薦した宇都宮健児元日弁連会長が立候補します。暴走安倍内閣ストップの声をこの選挙で示そうではありませんか。
 最後に昨年の東借連総会以後、世田谷、文京、台東などの地域組合があいついで解散や除籍処分になりました。これらの事態は「組合員が主人公、組合員が参加する組合活動」を貫いてこなかったことが根本にあります。今年の三月には全借連定期総会が開催されます。組合員が参加する組合活動を徹底し、東借連が質量とも大きく前進することを訴えて新年のご挨拶とさせていただきます。


家賃補助創設で街頭宣伝

高田馬場駅頭で署名チラシ配布

高田馬場駅頭で街頭宣伝(12月17日)
高田馬場駅頭で街頭宣伝(12月17日)

 東借連と全借連の役員は、12月17日の午後JR高田馬場駅前で家賃補助創設を訴える街頭宣伝行動を行った。
 師走の寒風が吹く中で組合の役員は「日本でもヨーロッパ並みの家賃補助制度を創設しよう」、「働いているのに低所得の若者が脱法ハウスしか住めない社会はおかしい」、「デフレで空家が一杯あるのに家賃だけは下がらない」、「公営住宅の建設を」と通行人にハンドマイクで訴え、署名用紙と漫画で家賃補助を訴えるチラシを配布した。


拡大目標の達成めざす

東借連第7回理事会

 東借連第7回理事会は12月19日午後6時から豊島区内で8名の参加で開催された。
 理事会では、前回理事会以降の活動報告・拡大集計報告・新規相談者調査結果、11月の収支報告、国土交通省の違法貸しルームの是正指導状況以上が報告された。
 討議事項では、(1)家賃補助創設署名運動と区市議会への請願、(2)全借連第30回定期総会、(3)組織の拡大強化の取組み等について討議した。全借連総会については東借連から代議員11名、評議員は東京から30名以上動員することを確認した。
 組合員拡大月間の取組みは10月・11月の2か月間で全都で31名を拡大した。今年3月末までに残目標69名の達成をめざして引き続き奮闘することを誓い合った。