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2026年1月15日 第666号

深刻化する値上げ問題
値上げトラブル110番に相談殺到
東借連常任弁護団

11月16日・17日に行われた値上げ110番

 東借連常任弁護団会議は、8月31日の家賃値上げトラブル110番の大きな反響を受けて、11月16日、17日の2日間にかけて、110番の第2弾を実施した。2日間で弁護士延13名、東借連の役員2名が参加した。
 16日のNHKのお昼のニュースを見た人から相談が殺到し、2日間で76件の相談があった。その内46件が値上げの相談で、明渡し・原状回復等の相談もあった。家賃値上げ相談では、値上げ幅が2割、3割を超える請求もあり、値上げを認めたら生活ができないという悲痛の声が上がっていた。東京賃借人ユニオン本部(東借連)では、値上げを請求されても断ることができるとアドバイスしている。
 都内の家賃が高騰する中、3月以降の契約の更新で値上げ請求がさらに激しくなることが予想され、弁護団では3月8日(日)に第3弾の110番を実施する予定。


家賃値上げゴメンだ
3月1日都内でデモ行進

 マンション価格の高騰によって、東京では年収の約18倍が必要とされている。東京23区では家賃も急激に値上がりし、2025年2月現在単身向けで月額約10万円を突破し、家族向けで約23万円と急上昇している。
 都は賃料値上げの消費者相談が23年度の677件から24年度は1366件と約2倍に増えていると発表している。東京では富裕層しか住み続けられないとの声が上がっている。
 そこで、住宅運動団体と労働組合等で家賃値上げに反対し、住み続けられる住宅政策を求めて、都内でデモを計画している。同時にインターネットを使って、家賃デモに関係して住まいのアンケートを実施し、調査結果を国や東京都に対しぶつけていく。記者会見も行い、マスコミにも宣伝していく。
 デモの成功に向けて、ユニオン本部の各組合でも組合員に参加を呼びかけよう。
 日程は、2026年3月1日(日)午後2時新宿アルタ前集合(場所は未確定)。

東京都賃料引上げに関する相談件数

値上げ110番第3弾 3月8日
東借連常任弁護団

 東借連常任弁護団会議は12月5日午後6時から城北法律事務所で開催され、弁護団から3名、東借連の役員2名が参加して開催された。
 会議では、値上げトラブル110番について議論した。今後の対応として、賃料値上げについて分かりやすい記事をブラック地主・家主対策弁護団やユニオン本部のホームページに掲載する。また第3弾の110番を3月8日(日)10時~15時に開催する。
 次回は借地借家法の更新拒絶等要件に関する調査研究報告書について結城弁護士が報告し、意見交換を行う。東借連の春季研修会は、結城弁護士を講師に借地借家法の更新拒絶等要件に関する報告書をテーマに開催する。会議終了後、会場を移動し、忘年会を実施した。