田上さんから相談がありました。家主は最初は借家を売買するから更新できないと言っていましたが、急に「明け渡すか借家を買い取るのか、家賃値上げを認めるか」の三択を求めてきました。
田上さんは家族のこともあり、しばらくは転居できず引き続き借りたいということでした。組合と相談の結果、家主の主張する「三択の条件には応じられない。引き続き同じ条件で借りたい」と家主に内容証明で通知しました。
しばらくしてから家主から「建物は相当年数が経っているので崩壊等の危険性もあるから建て替えも検討しなければならないので、現在の状態を確認するために不動産会社の方と建物を拝見したい」と言ってきました。
田上さんは、立ち入りはプライバシーのこともあり断り、崩壊の危険性を見るには不動産会社のではなく、専門家の診断が必要なこと。調査計画や目的を示せば立ち入りも検討すると回答しました。
家主は、「自分が建物内に入り必要に応じて専門家に相談」すると言ってきました。
田上さんは素人が見て判断できるものではなく、専門家の立合いを求めました。その後家主は来年の期間満了で明け渡しを求めてきました。
田上さんは来年の期限以降のことも心配ですが、引き続き賃借していくために家主の出方を見ながら対応することにしました。 |